この時期になると黒崎真音さんの『メモリーズ・ラスト』が聴きたくなる。
発売されたのが2011年の3月で、いまいち内容が完全には出来ていない感じで
とある魔術のインデックスを観ていたなぁってことも思い出すけど、それよりも
個人的な思い出がすごく浮かんでくる。
まず2011年の春から新卒で東京で就職って時だったからちょうどこの時期に
東京に引っ越して、この先どんなことが待ってるのかっていう期待大きめ
不安少しな気分で過ごしてたなぁってこと。仕事が4月からだったから、
住む街(亀有よりの足立区でした)に慣れようと色々散策したり、
家具を観に三郷のIKEAとか色々いったなぁなんてそれはそれは自由な
時間だった・・(*´▽`*)
そしてもう一つ。3.11過ぎたけど思い出すのはやっぱり震災。
節電だの計画停電だのメルトダウンだのCMがぽぽぽぽーんにかわるだの
とにかく今までの普通が普通じゃなくなることなんて本当にあるんだなって。
放射線量?も亀有のあたりは都内でも比較的多い方だった気がする💦
これに関してはもうどうしようもねーなって思うだけだったけど(;^ω^)
3月2日に引っ越してきてそれまで本当に普通に過ごしてた。でもあの揺れが
起きて。その時はキッチンで洗い物してて、「あれ?何か揺れてない?」
→「え、結構大きくない?」→「これはやばい」と思って思わず机の下に潜った。
引っ越しの片づけがそこまで進んでなかったから棚の物が落ちてきたりすること
がなかったのが幸運だったけど。
その後TVで津波の映像観て、自分は全く巻き込まれていないのにめっちゃ
怖かったことを覚えてる。日常ってこういう災害で一瞬で消え去るものなんだなと。
今思うと引っ越し早々あの状況ってきつかったよなぁ・・。
もっと大変な思いをされた方がたくさんいらっしゃるのであんまり言えないけど。
あと個人的に一番きつかったのが余震がひどくって地震酔い(?)になったこと。
揺れてないのに常に地面が揺れてる感じがしてくらくらして気分悪かった💧
3月中旬の大学の卒業式のために一旦地元の関西に戻ったけどその時は本当に
安心したな・・。地震酔いもこの滞在中に治った気がする。
結局東京で2年位働いて仕事がしんどくなって都落ちして今に至ってるけど、
『メモリーズ・ラスト』を聴くとこの時のこういった思い出がきれいに
心の中に浮かんでくるんだよなぁ。きっと自分にしか分からない思い出の
価値なんだと思うけど。学生でも社会人でもなかったあの時期。
必要とされる“有能な人材”にはなれなかったけどそんな未来は知らなかった
あの時期。未来に対する想いは不安よりも期待が大きかった。今とは真逆。
だけどこの曲を聴くと虚しさよりも、そんな時もあったよなぁって懐かしく
すこし穏やかな気持ちになれる。音楽ってすごい。押しつぶされた純真な
気持ちを引っ張り出してくれるから。
あと不思議なのは、歌詞は今の方が当時より共感できるなぁとさっき気づいた💧
それから、カップリングの『Best Friends』もめちゃめちゃいい曲!
この春の時期に聴くと何故か心がじーんとくる。・・友達いなかったんだけどねw