【ネタバレあり】サマポケ記録RB①~静久ルート~
Summer pockets RB、DVDドライブの故障など色々問題があって8月に入って
暫くしてからプレイ開始。
無印ルート→新規ルートを交互で進めようと思い、まず前回1番最後にクリアした
しろはから。こちらは無印の時に感想書いたので今回は割愛。
なお無印プレイ済みでそれを踏まえた物語全体のネタバレもしております。
そしてお待ちかね新規ルート!静久からやることにしました。
リトバス方式で新規ルートは全部終わってから攻略可能になるのかと思ってたから、
最初から進めるみたいでよかった!
クリアした直後の感想は、ちょっと切ないけど後々思い返してみると、人生を強く
歩んでいくって意志の感じられるいい締め方だった。勿論泣ける要素もあり。
ただ、私的には紬の『大嫌い』の所よりも、8/17の海の家のシーンで、羽依里と
紬が例え静久に忘れられても何度も彼女を楽しませて見せる!と言っていた所が
すごい泣けた・・。2人の優しさがやばい・・・・。
純粋な鍵っ子さんは前者の所が号泣ポイントみたいだけど、このどうしようもなく
溢れる優しさに私は弱い・・😩
以後、ゲームを読み進めて気になった部分に分けて書いていきます。
■サマポケの縮図のようなストーリー。だけど・・
大切な思い出も、いつかはポケットの奥にしまったままになってやがて忘れられて
しまう。だけどあの頃の“眩しさ”だけは忘れなかったー。
Pocketクリア後、サマポケってこういう話だなって考えてて、今回の話はその縮図
みたいな話だなと思った。けど、静久が最後まで紬と羽依里とすごした夏を
忘れなかったのがPocketと違うところかな。
繰り返し出てくるのが“忘れずにいて欲しい”ということ。
紬や羽依里は最初は忘れられてしまうことに対して悲しさを覚えていたけれど、
やがて意を決して「大嫌い」作戦に出た紬は最終的には自分のことを忘れられても
静久にもっと素敵な未来(いいお友達がもっと出来る)が来ることの方を
強く願った。また羽依里も静久との別れを決意し、甘えずに自分の過去から
逃げずに向き合っていくことを選んだ。
甘えたい羽依里と甘えられることで自分の存在意義を見出していた静久。だけど、
そんな自分たちと決別する為に別れを選ぶ。BADENDを読むと(8/26のお別れ会の
準備後の意味深な選択肢で分岐)この選択の尊さがより理解出来た気もするな!
■静久としろは
このサマポケの物語全体が、しろはが楽しかった夏を何度も思い出して
未来へ進めずにいることがベースにある。
最初静久としろははあまり合わないっていう関係性が述べられてたけど、静久
ルートを最後までやってみると、しろはとは本当に正反対だと思った。
夏の楽しい思い出を忘れずに過去と決別し未来へ歩み出した静久。
夏の楽しい思い出を忘れられず立ち止まったままで未来へ歩みだせないしろは。
ただループに関してはうみちゃんも絡んでくるけど💧実はこの辺がまだ
自分の中で上手くかみ砕けてない気もしなくもない・・。。
とにかく。途中いい距離をつかめる関係になった二人だったけど、合わないと
言われてたことが妙に納得出来た。ただカレーVSチャーハンは面白かったw
■静久の母親について
静久の母はいわゆる毒母ってやつ。自分の娘を自分のコントロール下に置くことで母親
自身の価値を見出している。しかし読み進めていくと母親最低!という一言では
片付けられず、むしろ他人に自分の価値を委ねている点においては静久も似たような
存在で本人もそれを分かってる。母親はもっとキツい性格だったみたいだけど。
既存ルートの4人のヒロインが背負っていたものと比べると、静久の問題は結構
現実世界でも同じ思いを抱えてる人が多そうだという印象だった。
だけど母親との関係性もテンプレ染みたものではなく、すぐにではないけど今後
もっといい関係になっていきそう・・・っていうまとめ方をしていたのが
よかった。
ただ、この母親については少し疑問に思うこともあって。
彼女も静久と同じように付箋を愛用していたり、カレーを捨てたシーンはかなり
激おこだったにも関わらず後ですんなり謝罪し羽依里が肩透かしをくらったり。
彼女も静久と同じように“忘れてしまう”症状があったのかなと思ったけど
8/21の海の家での話し合い以降母親について語られてることがあまりなかった
ので、その後母親がどんな風になったのか疑問。。
まぁ、静久がラストで自分の問題と向き合えたからその相乗効果で母親の
毒な部分も薄まっていったのかなぁと勝手に思ってはいるけれど!💧
■紬の精神的成長
この静久ルートは、今まで観られなかった紬の一面が観られたことも大きいポイント。
紬本人のルートより彼女自身の強さみたいなものがより分かった。
そう思ったのがやっぱり最後の「大嫌い」作戦。実は最初この言葉を聞いた時、静久を
思って言っているんだろうなっていうのは理解できたんだけど、いまいち自分の
解釈が合っているのか自信が持てず、思わずググってしまったわ💦💦
そこで考えを纏めると、静久は嫌なことを自分の精神を保つために忘れてしまう。
紬は無理をする静久を見て、自分が居なくなったら静久はまた色々なことを
忘れてしまうんじゃないか。そのためには静久が「嫌なこと」を覚えていられる
ようにしてあげないといけない。そこであの大嫌い連呼という行動に出て、
3人で過ごした大切な思い出を「嫌な思い出」にしてしまうことで
静久が嫌なことをずっと覚えておけるようにさせたかった・・ってことだと思う。
紬って本人のルートでは自分にそこまでの嘘をつけるような子じゃなかった。
灯台でのお泊り会の時に静久と向かい合って泣くシーンとかもうそのままの
気持ちでこっちももらい泣きしたけど(T_T)
そんな優しい彼女が心を鬼にして吐いた嘘。色々な思い出の一コマにわざわざ
「嫌い」や「いやでした」をつけて語っていくその姿は今までの彼女像に
もう一歩踏み込んだような印象を受けた。
でも、8/7に紬が静久に「忘れられたくありません」って相談した時は多分
こんな行動は出来なかったと思う。本心では彼女はずっと忘れられたくなかった。
だからこそ事実に反することをあそこまで言えたことに驚いた。
こんなに強い子になったんだなぁと。それから、羽依里が地元に帰る前、
「最初は『嘘は禁止』な3人だったけど結局最後の方は嘘ばかりだったね」って
海の家で紬が話してたシーンも、何か大人びたよなぁこの子・・。
静久が大好きだったから、今の先にある静久の未来をみつめられるように
紬は精神的に(おっぱいではないこと強調w)成長した。
これは紬のルートにはなかった新たな魅力だったと思う!
紬の「大嫌い」があったから、羽依里と静久は所謂「普通の恋人」にはならずに
あのラストを選んだわけだけど、こうして書いてると羽依里の静久に対する
愛情よりも、紬の静久に対する愛情の方が深そうだよな~なんて。
この二人マジでベストカップルだわ~(*´▽`*)
■結局三毛ネコとは
羽依里と静久にしか懐かなかった三毛ネコ。最後の方は出て来なくなったけど、
これは静久が自分と向き合う覚悟が固まっていったから・・だと思う。
けどいまいちこのミケネコちゃんが誰かの化身な気がしてならない。
8/16の夜に七影蝶を羽依里に連れてきたっていう任務のためだけの存在じゃ
無い気がするんだけどな~。誰の化身なのか自分でもよくわかんないけど💦
うみちゃん?仲直りしたかった静久の母?んんーーわからんw
ただ、鏡子さんが言っていた伝承も実は関係なかったんじゃないか、静久自身の
問題だったんじゃないかって結論で落ち着きそうな締め方だったけど、
七影蝶はこの世界では存在するからこそ 伝承や呪いは本当はあったんじゃないか
なって個人的には思います。
でもそういう見方をせずにいくのが静久ルートなんだろうな。
■最後に
そういえば新規攻略キャラだから静久のキャラソンが無かったのが残念だったな~💧
また新規攻略キャラのキャラソンもお願いします運営様・・m(__)m
あと・・やっぱり徳田氏のビジュアルがめっちゃきになるわ!!!
徳田の立ち絵欲しかった~ww出番が増えるごとに結構いい奴やしw